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競技規則について

2016/2017 サッカー競技規則の改正について

 この度、2016/2017競技規則が大幅に改正されました。

 説明不足を解消するための文章の追加や、より理解しやすくするために言葉を換えたり整理したりするなどがほとんどですが、明らかに今までと判断が異なる部分があります。

 例えば、キックオフについては、今までは前方に蹴られなければやり直しでしたが、今度の改正では蹴って移動すれば成立することになったため、結果、後方へ蹴ってもOKとなるようです。

 その内容をまとめた資料が届いておりますので(↓↓)、審判部の皆さんには是非、ご覧になっていただきたいと存じます。

競技規則 新旧対照表(別紙1)

2016・2017年競技規則の改正について(16.05.19)

2016・2017年競技規則の適用開始日について(別紙2)

 今後の石川県の少年サッカーの試合においては、様子を見ながら大会ごとに適用をどうするか検討していく~とのことですので、各部審判部の方は、審判部指導部とともにご理解の上、選手の皆さんにも必要な点を周知徹底させるべく、お力添えいただきますよう、お願い致します!


オフサイドに関する追加ガイダンスについて

 日本サッカー協会より、オフサイドに関してより詳しく説明する文書が送られてきました。

各部審判部指導部が周知をはかっているかと存じますが、以下のURLからも見ることができます。

http://www.jfa.jp/documents/pdf/soccer/law_soccer_160208.pdf

ご確認くださいませ :-) !!


ピッチ外の監視も重要です・・・

JFAより、6月30日付で、「テクニカルエリアの使用および負傷者発生時の対応について」というサッカー競技規則についての通達が出されています。

↓↓↓ご覧になってみて下さい。

http://www.jfa.jp/documents/pdf/soccer/law_soccer_140630.pdf

 

以前から言われていることですが、テクニカルエリア内(われわれの試合ではベンチと捉えればよいでしょう)では、『原則として着席』することが義務付けられています。

ただし、チーム監督やコーチなどが戦術的指示を与える場合は、責任ある態度で行動する限り、着席していなくてもよいことにはなっています。

一方で、『戦術的指示を与えられる者は、その都度ただ一人である』~という規定があるのは、皆さんもご存じかと思います。

よって、審判をする時には、ピッチ内だけでなく、ベンチの様子もチェックし必要な時には注意を与えなければなりません

☆ 指導者が同時に何人も、指示していないか?

☆ 二人以上の者が、立ち続けていないか?    etc.・・・

選手・指導者・観客の皆さんを一つにまとめて試合をコントロールするために、審判の役割は、非常に多岐にわたっており、奥が深いです。

※ JFAのHPでは、競技規則が丸ごと閲覧できますよ~♪

http://www.jfa.jp/documents/

 


フットサル審判講習会 ☆Ⅰ部&Ⅱ部☆

11月27日(水)19:00~21:00、長坂台体育館において、副団長を講師にお呼びし、Ⅰ部とⅡ部合同のフットサル審判講習会が開催されました。

参加者以外にも、多数の見学者があり、ルールの確認、基本的な動きやシグナルの出し方を、学ぶことができました。

試合を通して体験する形で、終わるころにはかなりの理解が得られたとのことです。

尚、キーパーのフィードに関して疑問点が挙がり、議論になったそうですので、再確認いたしますが・・・。

キーパーが、自陣(ペナルティエリア内外にかかわらず)から投げても蹴っても(どんなキックでも)、ピッチか競技者に触れずに直接ハーフウェーラインを超えた場合は、相手チームに当該ライン上の任意の地点からの間接FKが与えられてしまいます。

これについては、3種以下特有のルールで、キーパー対キーパーの相手ゴール前への投げ合いや蹴りあいになってしまったり、その結果として簡単に得点が入ってしまうケースが多々見られ、フットサルを学ぶ途中の選手にとって、そういう状態は好ましくない~という判断から発したルールであると聞いています。

 

ルールを正しく理解し、選手の皆さんと指導者、審判(そして応援する方々!)が一体となり、充実した試合内容にしていけたらいいですね♪


キックインに「やり直し」は無い!

すでに各種文書や記事については訂正済みですが・・・。

 

キックインについて「やり直しは無い!」という解釈の訂正のお知らせが送られてきました。

※今までは、ボールをタッチラインの外側25センチ以内に置いて蹴りいれた際、ピッチ内に入らなければやり直し~としていましたが。。

 

すなわち、キックインにおいて、ボールを置くポイントが違う場合・ボールの不静止・外への蹴りだし・4秒ルール違反・軸足が完全にピッチ内に入った場合など、すべてキッカーの違反であり、相手チームのキックインとなります。

審判部の皆さん、また選手の皆さんも、再度、キックインについてルールの確認をお願いします!

 


フットサル競技規則 ☆その5☆

【試合の勝者を決定するためのペナルティキック】

試合の勝敗を決定するためのPKを行う場合、主審はPKを行うゴールを決めます。そして、コイントスの勝者に先に蹴るか後に蹴るかを決めさせます

★PKは、交代要員も含めたすべての競技者が行うことができます。但し、両チームの人数が異なる場合は、少ない方に合わせます。その場合、キッカーからGKを抜いても構いません。主審はPKを始める前に、両チームの人数が合っているか、確認する必要があります。

★通常のPKは5人ずつ、決まらなければサドンデスで行いますが、実際の大会では異なる場合があるので、必ず要綱を確認してください。

主審:ゴールから2m離れたゴールライン上に位置し、ボールの行方やGKの監視をする。

第2審判:ペナルティマーク横の延長線上に約3m離れて位置し、ボールが正しく置かれ、キッカーとGKが正しい位置についているかを確認する。

キッカーの味方GK:交代ゾーン(ベンチ)と反対側のペナルティマークから5m離れたところに位置する。

 ※第2審判とキッカーの味方GKは、ペナルティマークを隔てて向かい合う形になる。

両GKとキッカー以外の競技者:反対側のハーフ内にいなければならない。

 ※第3審判がいれば、センターサークルのところでそれを監視します。

ボールはペナルティマーク上に置き、静止させた状態で蹴らなければならない。

GKは、ボールが蹴られるまで、キッカーに面して両ゴールポスト間のゴールライン上にいなければならない。

 

【ドロップボール】

不測の事態(怪我やボールが破裂するなど)でプレーを停止した場合、ドロップボールで再開されます。ボールをドロップして、ピッチに触れた時にインプレーとなるため、ピッチに触れる前に競技者がボールに触れた場合はやり直しとなります。

また、直接得点はできず、蹴った競技者の相手ゴールに入ってもゴールクリアランスで再開、自分のゴールに入ったら、相手チームのコーナーキックとなります。

 

【退場者が出た場合の競技者の補充】

著しく不正なプレーや決定的な得点の機会の阻止があった場合など、退場(レッドカード)となりますが、2分間経過したら、競技者を補充できることになっています。

但し

2分を経過する前に、人数の多いチームが得点した場合は、競技者を一人補充できる。

2分を経過する前に、人数の少ないチームが得点した場合は、補充はされない。

両チームとも退場者があり、同数で試合を行っている場合は、得点があっても競技者は補充されない。

 

【シュート後の時間の追加】

シュートしたあと、終了のブザーが鳴り、ボールがピッチ内にあった場合、その行方を確認するまで時間は延長されることになります。

直接、またはGK・ゴールポストやクロスバー・守備側競技者に当たってゴールイン→得点を認める。

上記と同様の場合でゴールしない、またはGKや守備側競技者がボールを止めた(味方競技者が触れた)→終了。

壁無しFK・PKとなる反則が起こる→時間を延長して行う。

上記以外の反則、ボールが境界線を越えた→終了。

 

【笛の使い方】

★必ず吹く場合は、◎試合の開始 ◎得点後の試合の再開 ◎試合の終了 ◎FK・PKのためにプレーを停止する時 ◎その他試合の一時的な中断 ◎規定の距離を離す必要がある場合のFKでの再開 ◎累積ファール6つ目からの壁無しFK・PKを行う時 などです。

★吹く必要がないのは、◎ゴールクリアランス、コーナーキック、キックインでプレーを停止する、及び再開する時 ◎フリーキックで5mの距離を要求されなかった場合の再開 ◎得点の時 とされています。

 但し、ラインから出たことが競技者にわかりにくいと判断した際は、笛を吹いて知らせるべきです。

 ※※得点があった際には、笛を吹く必要が無いとされていますが、少年サッカーの場合は(特に金沢市)、吹いて知らせるべきとされています。

 

【その他】

フットサルにオフサイドはありません。

現ルールでは、きれいにボールに行っているスライディングタックルはファールではありません。

少年フットサルの試合はランニングタイムで行われる場合がほとんどなので、ファールが多いのは試合時間の浪費につながります。よって、事前に起こらないようにする対策も必要かと思われます。たとえば、4秒ルールで時間稼ぎをしそうな場合「カウント始めます」と声をかけるキックインの場所の間違いが起こらないために、素早くそこまで移動して位置を示す、等など。

 

以上、フットサルの試合において、審判を行うために必要最低限程度のルールを解説してきました。詳しく知りたい方は、各部審判部の担当指導者や、資格をお持ちの副団長にお尋ねください。また、間違いに気付かれた方は、お手数ですが、審判部事務局までお知らせ願います!

尚、5回にわたってアップしてまいりましたフットサル競技規則解説とほぼ同様の内容で、A4両面印刷3枚の文書をまとめましたので、順次各部にいきわたるよう手配する予定です。

 


フットサル競技規則 ☆その4☆

今日は、フリーキックについて解説します。

 

【直接FK】 ※累積ファールとなる・4秒ルール適用

直接FKとなる反則は、基本的にサッカーと同じです。ペナルティエリア内でその反則を起こしたら、PKとなります。

シグナルは、確認した審判が笛を吹き、キックが行われる方向に向けて一方の手を水平に伸ばし、他方の手でピッチ面を指します。キックの準備が整ったら、FKを行う場所の延長線上のタッチラインに位置し、4秒のカウントを意識ます。(動作は行わない!)もう一人の審判は、後方から2人目の相手競技者のライン(ゴールに近い場合はゴールライン)のあたりに位置します。

ボールは静止していなければやり直しとなる。

相手競技者は、5m離れなければならない。

ペナルティエリア内で守備側チームに与えられたFKは、ペナルティエリア内の任意の地点から行うことができ、その外に直接蹴りだされた時に、インプレーとなる。

キッカーがキックした後、他の競技者が触れる前に再びボールに触れたら、相手チームに間接FKが与えられる。

 

【間接FK】 ※累積ファールではない・4秒ルール適用

反則を確認して笛を吹いた後、両方の審判が、片手を上にあげて間接FKであることを示します上げた手は、ボールが蹴られて他の競技者に触れるかアウトオブプレーになるまで上げ続けます。4秒ルールは適用されるので、数える動作はしませんが、カウントは意識します。位置取りは、直接FKに準じます。

○間接FKからは、直接得点は出来ない。相手ゴールに入ったらゴールクリアランス、自分のゴールに入ったらコーナーキックが相手チームに与えられる。

尚、間接FKとなるフットサル特有のルールがありますので、以下に気付いたものを掲げておきます。

GKから出たボール(ゴールクリアランス・キックイン・FK)に対して相手競技者が一度も触れていないまま、味方競技者が意図的にGKに向けてプレー(ヘッドも含む!)したボールに、自分のハーフ内で再び触れた(足でも!)場合。

 注①:途中で相手競技者が触れていたら、バックパスについてはサッカーと同様のルールとなる。

 注②:相手競技者が触れないままであっても、相手ハーフ内でGKがボールを受けるのはOK。

GKが手で投げた後、または足で蹴ったあと、直接ハーフウェーラインを越えた場合。

交代の際、交代ゾーン以外で行った場合や、ビブスを投げ渡した場合。

キックイン、ゴールクリアランス、フリーキック、GKの自陣内でのボールキープにおける、4秒ルールの反則。

 

【ペナルティキック】 ※累積ファールとなる・4秒ルール適用なし

直接FKで罰せられるファールがペナルティエリア内で守備側チームに起こった場合、ペナルティキックが相手チームに与えられます。審判は、笛を吹いてプレーを止め、ペナルティマークを指します。PKの準備が整ったら、横(タッチライン)へ移動してPKを監視し、他方の審判は、ゴールライン上の、ペナルティエリアラインとの交点に位置し、ゴールを監視します。

キッカーは特定され、ボールは前方に蹴られた時にインプレーとなる。

キッカーは、他の競技者が触れる前に、ボールに触れてはならない。

キッカーと相手GK以外の競技者は、ペナルティマークより後方にいて、5m離れなければならない。

GKは、ボールが蹴られるまで、キッカーに面して両ゴールポストの間のゴールライン上にいなければならない。

 

【累積ファール6つ目からの壁無しの直接フリーキック】 ※4秒ルール適用

笛を吹いてプレーを止め、第2ペナルティマークを指します。その後の位置取りは、PKに準じます。但し、4秒ルールが適用されますので、動作はしませんが、カウントは意識しなければなりません。

直接FK(PK)は前後半それぞれで累積され、6つ目からは、得点を狙った直接FKが与えられる。

前半の累積ファールは後半に持ち越さない。但し、延長戦が行われる場合、後半の分は、延長戦終了まで持ち越される。

守備側チームは、壁を作れない。

キッカーは特定され、得点を狙ってキックする。

キッカーは、GKがボールに触れるか、ゴールポストかクロスバーにボールが跳ね返った後でなければ、再びボールに触れてはならない。

GKは、ペナルティエリア内で、ボールから5m離れなければならない。

他の競技者は、ボールより後方にいて、5m離れなければならない。

フリーキックは第2ペナルティマークから行われるが、違反があった場所が、ペナルティエリア外で且つ、第2ペナルティマークより前方であった場合、違反があった地点を選択することができる

 

≪付記~PK・壁無しFKが正しく行われなかった際の対応について≫

以下、「違反者」→「ゴールに入った×か」→「対応」を示します。

① GK・守備側競技者→→得点を認める

② GK・守備側競技者→×→やり直し

③ キッカー→○×→相手チームの間接FK

④ 攻撃側競技者→○→やり直し

⑤ 攻撃側競技者→×→相手チームの間接FK

⑥ 攻撃・守備競技者が同時に→○×→やり直し

 

次回、試合の勝者を決めるペナルティキック、そのほか気付いた点について、記したいと考えています。

 


フットサル競技規則 ☆ その3 ☆

今回は、キックイン・ゴールクリアランス・コーナーキックについて、解説します。

 

【キックイン】

サッカーのスローインにあたるものです。

ボールがタッチラインから出たら、出た側の審判がその地点まで素早く移動し、一方の腕を、キックするチームの攻撃方向やや斜め上にのばします。その後キックインする競技者の背後に位置し、蹴る準備ができた時点で4秒のカウントを開始します。逆サイドの審判は、それを前方から対角線で挟むような位置に移動して、次のプレーに対応できるようにします。

キッカーが以下の点に違反したら、相手チームのキックインとなります。

 ・軸足をタッチライン上、またはタッチラインの外のピッチ面につける。

 ・ボールは、出た地点のタッチライン上、またはその外側で25㎝以内の場所に、静止した状態で置いて蹴りいれる。

 ・蹴る準備ができてから、4秒以内に蹴らなければならない。

 ※ 基本的にキックインにはやり直しはなく、タッチラインの外側に置いたボールを蹴ってピッチ内に入らなかった場合も、相手チームのキックインとなります。

相手競技者は、5m離れなければならず、注意しても離れなければ警告されます。

キックインから直接相手ゴールに入ったらゴールクリアランス、自分のゴールに入ったらコーナーキックが相手チームに与えられます。

ボールが天井に当たった場合、その地点に最も近いタッチラインの地点から、最後にボールに触れた競技者の相手チームにキックインが与えられます。

 

【ゴールクリアランス】

サッカーのゴールキックに当たるもので、ゴールキーパーが自陣のペナルティエリアの任意の場所からボールを投げ出します。(蹴った場合はやり直し

ボールがゴールラインから出たら、出たのを確認した審判が、ゴールラインに近い方の腕を前方に上げて、ペナルティエリアの方向を指します。その後、ペナルティエリアラインの延長線上に移動し、4秒のカウントを開始します。

GKが、ペナルティエリア外に直接ボールを投げ出した時にインプレーとなります。よって、以下の場合はやり直しとなりますが、4秒のカウントは、続けて再開されます。

 ・GKが投げようとしてボールを抱えたまま外に出てしまった場合

 ・GKの味方競技者がペナルティエリア内でボールを受けた場合

GKが投げ出したボールが、ピッチにも競技者に触れることなくハーフウェーラインを越えた場合、相手チームに間接FKが与えられます。再開場所は、ハーフウェーライン上の任意の地点です。(3種以下のルール)

 ※ 関連して・・・GKが、自陣から投げても蹴っても(ペナルティエリアの外でも)、直接ハーフウェーラインを越えたら違反です。

このルールの違反を見逃さないために、ゴールクリアランス時、一方の審判は、ハーフウェーラインをボールが直接越えない確認できる場所に位置します。

相手競技者は、ペナルティエリアの外にいなければならず、GKを邪魔したら、やり直しとなり、4秒のカウントも、最初からやり直します。

ゴールクリアランスから直接得点はできず、相手チームのゴールクリアランスとなります。

 

【コーナーキック】

ボールがゴールラインから出たのを確認したら、両方の審判がシグナルを行います。ゴールラインに近い方の腕を下方に伸ばして、それぞれ自分に近い方のコーナーアークを指します。その後、キックする側の審判は、ゴールラインから5mほど離れたタッチライン上に移動し、4秒のカウントを行います。逆側の審判は、ゴールライン延長線上のコーナーアークの後方に位置しゴールを監視します。

ボールはコーナーアーク内に静止した状態で置かれ、守られなかった場合はやり直しとなりますが、4秒のカウントは続けて再開されます。

相手競技者は5m離れなければならず、注意されても離れなければ警告となります。

4秒ルールの違反があった場合は、相手チームのゴールクリアランスとなります。

 

次回は、フリーキック関連について解説予定です。

 


フットサル競技規則について ★ その2 ★

今日は、キックオフ・交代・4秒ルールについて、確認をします。

 

【キックオフ】

主審はベンチがある側のタッチラインの外側で、ハーフウェーラインからやや後方に位置し、一方の腕をキックオフするチームの攻撃方向に向けて水平に伸ばして、キックオフの笛を吹きます。

第2審判は、逆側のタッチラインの外側で、守備側競技者の後方から2人目のラインにつきます。

今回、「警告や退場となる違反が起こるたびに、2人の審判の受け持つサイドを入れ替える」~という新しいルールができましたが、キックオフの笛は、必ず主審が吹くことになっています。

キックオフの際、注意する点を以下に記載します。

・それぞれの競技者は、自陣ハーフ内にいて、かつ、センターサークルの外にいなければならない。

・ボールは、センターマーク上に置かれ、静止させた状態で蹴らなければならない。

・ボールが蹴られて前方に移動したとき、インプレーとなる。

 → 以上の点が守られなかった場合、キックオフはやり直しとなります。

・キックオフから直接、得点はできない。

 → 相手ゴールに入ったら、相手チームのゴールクリアランス、自分のゴールに入ったらやり直しとなります。

・キックオフした競技者は、ボールが他の競技者に触れることなく再びボールに触れることはできない。

 → 違反した地点から、相手チームの間接フリーキックとなります。(手や腕で触れたら直接フリーキック)

 

【交代】

交代における注意点です。

・交代は、交代ゾーンから自由に交代できる。ゴールキーパーも同様であり、交代のための時間は与えられない。

・交代により退いた競技者は交代要員となり、再び試合に参加できる。

・ピッチ内の競技者がゴールキーパーと入れ替わる場合、試合の停止中に審判にその旨を通知しなければならない。

「交代ゾーン以外からの出入り」、「交代要員がビブスを手渡しせず投げて渡す」のは、警告(イエローカード)となる違反である。

 → 違反があった時にボールがあった地点から、相手チームの間接フリーキックとなります。(アウトオブプレー中ならその時の再開方法)

 

【4秒ルール】

DSCF0043キックイン、フリーキック、コーナーキック、ゴールクリアランス及び、インプレー中のゴールキーパーの自陣

でのボールキープにおいて、4秒を超えた場合、反則となります。(キックオフとPKには適用されません)

そのプレーの近くにいる審判は、4秒をカウントしなければなりません。

・シグナルは、グーの形で片方の腕を上げ、人差し指→小指の順に指を立てていく。但し、フリーキックはシグナルを行わない

・4秒99を超えて、5秒になった時点で笛を吹く。

・4秒のカウントは、ボールをプレーできる状態になったときから数え始め、時間稼ぎと思われる動作を容認しない。

 → 違反した場合の再開方法は・・・

 キックイン→相手チームのキックイン

 フリーキック→相手チームの間接フリーキック

 コーナーキック→相手チームのゴールクリアランス

 ゴールクリアランス及びゴールキーパーの自陣内のボールキープ→相手チームの間接フリーキック(違反した地点が、ペナルティエリア内の場合、その地点に最も近いペナルティエリアライン上から)

 

次回は、キックイン・ゴールクリアランス・コーナーキックについて確認予定です。

 

 


フットサル競技規則について ★ その1 ★

フットサルシーズンが始まる前に、ルールや審判方法の確認をしましょう :-)

 

フットサルにおいて審判を行う場合、主審第2審判の2人が共に笛を吹き、カードを出して試合をコントロールします。

2人の審判は、基本的にタッチラインの外側に位置し、プレーを対角線で挟むようにしながら両ゴールラインの間を行き来します。

また、一般の試合では副審(第3審判、タイムキーパー)が置かれ、アウトオブプレーになった時に時計を止めたり、タイムアウトの合図をしたりしますが、我々が参加する少年フットサルの試合は、ランニングタイムで行われることがほとんどで、タイムアウトを要求できる試合も無いと考えてよいでしょう。

以下に、少年フットサルの試合において、サッカーと異なるルールのポイントを、挙げてみます。

 

1チームの競技者は、ゴールキーパーを含む5人であり、3人未満では試合は成立しない。

交代は交代ゾーンから自由に交代でき、退いた競技者は、再び試合に参加できる。

ボールがタッチラインから出た時には、スローインではなく、足で蹴ってキックインを行う

サッカーのゴールキックに当たるものが、ゴールクリアランスであり、ゴールキーパーが手で投げて行う。

直接フリーキックとなるファールを累積し、6つ目から得点を狙った壁無しのフリーキックを行うというルールがある。

キックイン、フリーキック、コーナーキック、ゴールクリアランス及び自陣内でのゴールキーパーのボールキープの際、4秒を超えると反則となる。

ゴールキーパーに関して反則となる、特別なルールがある。(再開は相手側の間接FK)

  ゴールキーパーが、自陣内からプレー(投げても蹴っても→ゴールクリアランスを含む)したボールが、ピッチにも競技者にも触れることなく、ハーフウェーラインを越えた場合。(15歳以下のルール)

  ゴールキーパーが、自分から出したボールを、相手競技者が触れることなく、味方競技者から自陣内でパスを受けた場合。

 

次回からは、色々な競技規則について、順次、解説していきたいと思います!!


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