楽しく元気に勝利を目指せ!

フットサル競技規則 ☆その5☆

【試合の勝者を決定するためのペナルティキック】

試合の勝敗を決定するためのPKを行う場合、主審はPKを行うゴールを決めます。そして、コイントスの勝者に先に蹴るか後に蹴るかを決めさせます

★PKは、交代要員も含めたすべての競技者が行うことができます。但し、両チームの人数が異なる場合は、少ない方に合わせます。その場合、キッカーからGKを抜いても構いません。主審はPKを始める前に、両チームの人数が合っているか、確認する必要があります。

★通常のPKは5人ずつ、決まらなければサドンデスで行いますが、実際の大会では異なる場合があるので、必ず要綱を確認してください。

主審:ゴールから2m離れたゴールライン上に位置し、ボールの行方やGKの監視をする。

第2審判:ペナルティマーク横の延長線上に約3m離れて位置し、ボールが正しく置かれ、キッカーとGKが正しい位置についているかを確認する。

キッカーの味方GK:交代ゾーン(ベンチ)と反対側のペナルティマークから5m離れたところに位置する。

 ※第2審判とキッカーの味方GKは、ペナルティマークを隔てて向かい合う形になる。

両GKとキッカー以外の競技者:反対側のハーフ内にいなければならない。

 ※第3審判がいれば、センターサークルのところでそれを監視します。

ボールはペナルティマーク上に置き、静止させた状態で蹴らなければならない。

GKは、ボールが蹴られるまで、キッカーに面して両ゴールポスト間のゴールライン上にいなければならない。

 

【ドロップボール】

不測の事態(怪我やボールが破裂するなど)でプレーを停止した場合、ドロップボールで再開されます。ボールをドロップして、ピッチに触れた時にインプレーとなるため、ピッチに触れる前に競技者がボールに触れた場合はやり直しとなります。

また、直接得点はできず、蹴った競技者の相手ゴールに入ってもゴールクリアランスで再開、自分のゴールに入ったら、相手チームのコーナーキックとなります。

 

【退場者が出た場合の競技者の補充】

著しく不正なプレーや決定的な得点の機会の阻止があった場合など、退場(レッドカード)となりますが、2分間経過したら、競技者を補充できることになっています。

但し

2分を経過する前に、人数の多いチームが得点した場合は、競技者を一人補充できる。

2分を経過する前に、人数の少ないチームが得点した場合は、補充はされない。

両チームとも退場者があり、同数で試合を行っている場合は、得点があっても競技者は補充されない。

 

【シュート後の時間の追加】

シュートしたあと、終了のブザーが鳴り、ボールがピッチ内にあった場合、その行方を確認するまで時間は延長されることになります。

直接、またはGK・ゴールポストやクロスバー・守備側競技者に当たってゴールイン→得点を認める。

上記と同様の場合でゴールしない、またはGKや守備側競技者がボールを止めた(味方競技者が触れた)→終了。

壁無しFK・PKとなる反則が起こる→時間を延長して行う。

上記以外の反則、ボールが境界線を越えた→終了。

 

【笛の使い方】

★必ず吹く場合は、◎試合の開始 ◎得点後の試合の再開 ◎試合の終了 ◎FK・PKのためにプレーを停止する時 ◎その他試合の一時的な中断 ◎規定の距離を離す必要がある場合のFKでの再開 ◎累積ファール6つ目からの壁無しFK・PKを行う時 などです。

★吹く必要がないのは、◎ゴールクリアランス、コーナーキック、キックインでプレーを停止する、及び再開する時 ◎フリーキックで5mの距離を要求されなかった場合の再開 ◎得点の時 とされています。

 但し、ラインから出たことが競技者にわかりにくいと判断した際は、笛を吹いて知らせるべきです。

 ※※得点があった際には、笛を吹く必要が無いとされていますが、少年サッカーの場合は(特に金沢市)、吹いて知らせるべきとされています。

 

【その他】

フットサルにオフサイドはありません。

現ルールでは、きれいにボールに行っているスライディングタックルはファールではありません。

少年フットサルの試合はランニングタイムで行われる場合がほとんどなので、ファールが多いのは試合時間の浪費につながります。よって、事前に起こらないようにする対策も必要かと思われます。たとえば、4秒ルールで時間稼ぎをしそうな場合「カウント始めます」と声をかけるキックインの場所の間違いが起こらないために、素早くそこまで移動して位置を示す、等など。

 

以上、フットサルの試合において、審判を行うために必要最低限程度のルールを解説してきました。詳しく知りたい方は、各部審判部の担当指導者や、資格をお持ちの副団長にお尋ねください。また、間違いに気付かれた方は、お手数ですが、審判部事務局までお知らせ願います!

尚、5回にわたってアップしてまいりましたフットサル競技規則解説とほぼ同様の内容で、A4両面印刷3枚の文書をまとめましたので、順次各部にいきわたるよう手配する予定です。